もし肥料を与えるのであれば、窒素濃度50〜70ppmが無難です
この濃度も、各生産者の土質や作り方によって全然変わってくるのでその都度確認してください

肥料のお話
 シクラメンの施肥に関しては少しコツがいるのでここで簡単にお話します
 シクラメンに限らず、肥料の効き具合というのは温度や生育状態によって大きく左右されてしまいます
 簡単にいうと、温度が高ければ肥料はよく効くんです
 シクラメンが一番肥料を必要とするのが、だいたい9月から年末にかけてのいわゆる”涼しくなってから”なんですが、この時期がシクラメンにとって一番生育しやすい時期で、花芽の分化や植物体の肥大のために肥料もたくさん食います
 夏場は温度が高く、肥料はものすごくよく効きますが、シクラメンの方の生育が追いつきません
 この時期の肥培管理は微妙なところです 人間も暑い時にあまりたくさん食べたくないような感覚ですね
 ここは我々生産者も悩むところなんですが、肥料が必要だからといってあまり極端に濃い肥料を与えてしまうと生育に悪影響が出るし、逆に足りなければ貧弱な株に育ってしまいます
 温室では11月ごろから暖房機をかけます 極端に冷える冬の夜に、シクラメンが生育しやすい18℃前後の温度をかけてやることでシクラメンは順調に生育していきますが、家庭では夜温管理が難しく、シクラメンの生育を促すような温度管理がなかなかできません
 生育を促すために必要だと思っていた肥料が、それほど必要じゃなくなっていることが多いわけです
 各家庭でも適正な濃度で肥料を与えてあげれるのが理想なんですが、そういう訳にもいかないのが現実です やはり、肥料が足りなくて困るよりも、与えすぎて株を痛めてしまうケースが圧倒的ですね
 シクラメンをかわいがるあまり、暖かい部屋に置いて肥料をたくさんあげてしまい、肥料の効きすぎで根を痛めてしまうことはよく聞きます
 ちょっと乱暴なようですが、置き場所と株選びさえよければシクラメンはほったらかしでもものすごく長持ちします  
株の選び方
 ここに書いた内容も、置き場所ひとつで全く状況が変わってしまうので全ての家庭に当てはまる訳ではありませんが、参考にしてみてください